オーバーウォッチを始めて操作やルールには慣れてきても、試合中に何を考えればよいのか分からないことがあります。

敵が見えたら撃つ。味方の体力が減ったら回復する。スキルが使えるようになったら使う。それぞれの操作はできても、いつ前へ出て、いつ下がり、いつ味方を待てばよいのかが分からない状態です。

オーバーウォッチでは、常に攻撃や回復を続けることが正しいわけではありません。

体力・弾・スキルが揃い、味方全員が戦える時間には積極的に行動する。戦い続けるためのものが足りなくなったら、一度リセットする。この切り替えによって、同じヒーローでも戦いやすさは大きく変わります。

この記事は、操作や基本ルールは分かるものの、戦闘中にいつ行動し、いつリセットすればよいのか分からない人を想定しています。

オーバーウォッチは「戦う時間」と「リセットする時間」を繰り返すゲーム

試合中は、ずっと同じ強さで戦えるわけではありません。

体力が十分にあり、弾が入り、重要なスキルが使えて、味方も戦える位置にいる。この状態なら、敵を攻撃したり、味方を助けたり、前へ進んだりしやすくなります。

反対に、体力が少ない、リロードが必要、重要なスキルを使った、味方がまだ戻っていないという状態では、そのまま戦い続けても不利になりやすいです。

このようなときは、無理に戦い続けず、一度遮蔽物まで下がります。体力を回復し、リロードを行い、スキルが戻るのを待ち、必要なら味方と合流してから次の戦闘を始めます。

この記事でいうリセットとは、戦い続けるために必要なものをもう一度揃え、次の戦闘に備えることです。

全ロール共通で使える5つの基礎

1. 遮蔽物の近くで行動する

壁、建物、コーナー、ペイロードなど、敵の攻撃を遮れるものを遮蔽物と呼びます。

遮蔽物の近くから攻撃や回復を行えば、敵に狙われたときにすぐ隠れられます。開けた場所では、危険だと気づいてから壁へ向かっても、その途中で何度も攻撃を受けてしまいます。

遮蔽物を使うとは、ずっと隠れて何もしないことではありません。

攻撃や回復をするときには身体を出し、敵から強く狙われたときや、体力・スキルが少なくなったときには遮蔽物へ戻ります。

大切なのは、行動を始める前に、危なくなったらどこへ戻るかを決めておくことです。

タンクなら、コーナーを使いながら前へ進めます。DPSなら、安全な場所から敵を攻撃できます。サポートなら、敵の攻撃を避けながら味方を助けたり、攻めるチャンスを作ったりできます。

ロールにかかわらず、最初に覚えたいのは「敵が見える場所」ではなく、敵が見えて、すぐ隠れられる場所から行動することです。

2. 自分の有効射程を保つ

有効射程とは、自分の攻撃や回復が十分な効果を出せる距離のことです。

近距離で強いヒーローが遠くから攻撃を続けても、敵へ十分な圧力をかけにくくなります。反対に、遠距離で強いヒーローが必要以上に敵へ近づけば、自分の強みを失い、狙われやすくなります。

回復にも同じことが言えます。味方を助けられないほど離れていたり、味方を追うために敵の目の前まで出たりすれば、安定して支援できません。

最初は、自分が使っているヒーローについて、次の一つだけ確認します。

このヒーローは、近距離・中距離・遠距離のどこで力を出しやすいか。

その距離を保てるように、遮蔽物や安全な道を使って移動します。

敵が見えた瞬間に、その場から攻撃を始める必要はありません。自分の有効射程へ安全に移動してから行動した方が、体力やスキルを無駄にしにくくなります。

3. 体力・弾・スキルが揃っている時間に行動する

体力、弾、スキルは、戦うために使える力です。

これらが揃っている時間には、積極的に攻撃したり、味方を助けたり、前へ進んだりできます。しかし、使い終えた後まで同じ勢いで行動すると、不足しているものを自分の体力や味方の回復で補うことになります。

たとえば、自衛スキルを使った直後にさらに敵へ近づけば、狙われたときに戻る手段がありません。弾がほとんど残っていない状態で身体を出し続けても、敵へ十分な攻撃を返せません。

重要なスキルを使った、体力が少なくなった、リロードが必要になった。このようなときは、さらに前へ進むのを一度止めます。

遮蔽物へ戻ってリセットし、もう一度戦える状態になってから行動します。

体力・弾・スキルが揃っているときに行動し、足りなくなったらリセットする。

この切り替えができるだけでも、何もできないまま倒される場面を減らせます。

4. 味方全員が戦えるタイミングで戦闘を始める

自分から敵が見えていても、味方全員がその戦闘に参加できるとは限りません。

味方がまだ移動中だったり、壁の向こうにいたり、何人か倒されて戻っている途中だったりする場合、自分だけが先に敵全員と戦うことになります。

戦闘を始める前には、一度だけ味方の位置を確認します。

タンクなら、サポートの回復やDPSの攻撃が届くかを見ます。DPSなら、タンクやほかの味方が敵と戦える状態かを見ます。サポートなら、助けたい味方を安全に支援できる位置かを確認します。

全員が同じ場所に集まる必要はありません。大切なのは、自分が戦闘を始めたとき、味方全員も攻撃・回復・スキルでその戦闘に参加できることです。

味方がまだ戻っていないなら、数秒待つだけで状況が変わります。一人で早く戦い始めるより、味方全員が戦えるタイミングで始めた方が、自分の攻撃やスキルも成果につながりやすくなります。

5. 戦い続けられなくなったらリセットする

戦闘中に体力・弾・スキルが足りなくなったときは、一度遮蔽物へ戻ってリセットします。

また、味方が何人も倒された場合は、その場で一人だけ戦い続けるのではなく、後ろへ下がって次に戻ってくる味方と合流します。

一人で残って少し長く戦えても、そのまま遅れて倒されると、次の戦闘でも味方と戻る時間がずれてしまいます。味方全員が揃わない状態が続き、何度も人数が少ないまま戦うことになります。

リセットすることは、負けを認める行動ではありません。

今の戦闘で使った体力・弾・スキルを揃え直し、次の戦闘を味方全員で始めるための準備です。

敵を倒し切れなかったとしても、安全な場所まで戻ってリセットできれば、次の戦闘でもう一度チャンスを作れます。

今は戦い続けられるか。それとも、一度リセットした方がよいか。

迷ったときは、この二つを考えるだけで十分です。

よくある失敗

敵が見えた瞬間に、その場から行動を始める

敵が見えると、すぐに攻撃や回復を始めなければならないように感じます。

しかし、今いる場所が開けていたり、自分の有効射程から外れていたりするなら、先に安全な場所へ移動した方がよいことがあります。

敵が見えていることと、今すぐ身体を出すべきことは同じではありません。

体力やスキルが少ないのに戦い続ける

あと少しで敵を倒せそうなときほど、遮蔽物から離れて追いかけたくなります。

しかし、自分の体力やスキルが少ない状態では、敵が反撃したときに耐えられません。敵を一度下がらせたなら、それだけでも価値があります。

一度リセットしてから、次の攻撃を始めます。

味方が戻っているのに、一人だけ戦い続ける

味方が倒されても、その場に残って敵へ攻撃を続けたくなることがあります。

しかし、一人で戦い続けて遅れて倒されると、次に味方が戻ってきたときには自分がいません。

人数が少なくなったら一度リセットし、味方全員が戦えるタイミングで次の戦闘を始めます。

オーバーウォッチの面白さは、自分の判断で戦いやすい状況を作れること

オーバーウォッチでは、エイムや反応速度だけで結果が決まるわけではありません。

同じヒーローを使っていても、遮蔽物の近くから行動する、有効射程を保つ、味方全員が戦えるタイミングを待つ、必要になったらリセットするだけで、攻撃や回復を行える時間が増えていきます。

以前は何もできずに倒されていた場面で、一度遮蔽物へ戻って生き残れる。味方が揃うまで待ったことで、次の戦闘を全員で始められる。自分の有効射程へ移動してから攻撃したことで、敵を下がらせられる。

自分の判断によって戦いやすい状況を作り、その中でヒーローの力を使えることが、オーバーウォッチの面白さの一つです。

まとめ|最初は、この5つだけ意識する

この記事の内容を、すべて同時に考える必要はありません。全ロールに共通する基礎は、次の5つです。

  1. 遮蔽物の近くで行動する

危なくなったときに、すぐ戻れる壁やコーナーの近くから行動します。

  1. 自分の有効射程を保つ

自分の攻撃や回復が十分な効果を出せる距離で行動します。

  1. 体力・弾・スキルが揃っている時間に行動する

戦えるものが揃っているときに動き、足りなくなったらリセットします。

  1. 味方全員が戦えるタイミングで戦闘を始める

戦闘を始める前に、味方全員が攻撃・回復・スキルで参加できる状態かを確認します。

  1. 戦い続けられなくなったらリセットする

体力・弾・スキルが足りない、または味方が減ったときは、安全な場所まで下がって次の戦闘に備えます。

次の試合では、5つのうち一つだけ思い出せれば十分です。

まずは、行動を始める前に「危なくなったらどこへ戻るか」を決めてみてください。一度でも遮蔽物へ戻ってリセットできたなら、それが全ロールで使える基礎の最初の一歩になります。